みなさん、お茶を入れるときに使う急須。
その蓋に小さな穴が開いているのに気づいたことはありますか?
実は、この穴の向きには正解があるんです!
しかも、それが味に影響すると言ったら驚きますか?
今回はご質問いただくこのテーマでまとめていきます。
この記事は急須屋「きつさこ」が執筆しています
急須を中心とした茶器を販売しているきつさこ株式会社の代表・長谷川がこの記事を書いています。
年間1万点以上販売する中で頂くご質問への回答から役立った情報をこのサイトにまとめています。
正しい穴の位置
急須の蓋の穴は、注ぎ口に一番近い場所に向けるのが正解です。
つまり、お茶を注ぐときに、穴が注ぎ口と同じ方向を向いているようにするんです。
なんでそんなことをする必要があるんでしょう?
なぜその位置が正しいの?
穴の位置が重要な理由は、次の2つです↓
- 空気を取り込みやすくなる:穴から空気がスムーズに入るため、お茶が出やすくなり注ぎやすくなります。
- 茶葉が動きやすくなる:空気が入ることで急須の中に流れ(対流)が生まれ、茶葉がよく動いて味や香りが出やすくなります。
この2点、特に後者が重要ですね。
自然な対流が茶葉の風味をより引き出します。
このあたりの話は動画でも解説していて、実際に蓋から空気が入ってるのがわかる実験も行っています↓
どうやって正しい位置を見つける?
蓋をする際には、上記の通り注ぎ口側に位置するようにチェックすることを癖づけていきましょう!
急須に絵柄がついている場合は、蓋と本体の絵が合うように合わせるようにすればOK。
間違えるとどうなる?
穴の位置を間違えても大惨事になるわけではありませんが、お茶の味が少し落ちる可能性があります。
正しい位置にすることで、よりおいしいお茶を楽しめるんです。
急須の蓋の穴、ちょっとした工夫で美味しさアップ!
これからお茶を入れるときは、ぜひ穴の位置に注目してみてくださいね。