急須を購入すると、注ぎ口に透明なプラスチックやシリコン製のキャップが付いていることがよくあります。
このキャップを使用時にそのまま付けておくべきか、それとも外すべきかについて、これまで急須を販売する中で多くの人からご質問頂きました。
そこで、このご質問について、きつさこの見解をまとめておきます。
この記事は急須屋「きつさこ」が執筆しています
急須を中心とした茶器を販売しているきつさこ株式会社の代表・長谷川がこの記事を書いています。
年間1万点以上販売する中で頂くご質問への回答から役立った情報をこのサイトにまとめています。
結論:基本的には外すのが望ましい
多くの専門家や茶販売店は、このキャップを外して使用することを推奨しており、きつさこも外すことをおすすめします。
その理由をまとめると、以下の通りです。
- 本来の目的:このキャップは主に輸送時や販売時に注ぎ口を保護するためのものです。
- 衛生面①:キャップを付けたまま使用すると、急須とキャップの隙間に茶渋や水垢が蓄積し、不衛生になる可能性があります。
- 衛生面②:キャップそれ自体海外製で使われることを想定していないため、どんな環境で作られたか不明です。使うにしても洗浄してご利用下さい。
- 専門家の意見:日本茶の専門書でも、衛生面を考慮して外して使用することが推奨されています。
ただし例外を主張する窯元も
一方で、一部の製造元は、使用時にキャップを付けたままでも問題ないとしているところもあります。
例えば・・・
急須キャップの注意点
上記を踏まえ、もしキャップを付けたまま使用する場合には、以下の点に注意が必要です!
急須キャップの見解まとめ
急須に付いているキャップは、情報もそこまで公開されていないことが多いため、基本的には外して使用するのが望ましいとされています。
きつさことしては、湯切れを気にされる場合は、それ専用のアイテムを別途ご購入しご利用頂くことをおすすめします。
最終的には、衛生面を考慮しつつ、自分の使用目的に合わせて判断することが大切です。
どちらを選択する場合も、定期的な清掃を心がけ、おいしいお茶を楽しみましょう。